2024年2月16日金曜日

令和5年度校長会長会

 令和6年1月30日(火)17時30分〜19時30分大宮レイボックホール第8会議室にて校長会長合わせて32名の参加の中、9チームに分かれて「とことんディスカッション」と銘打ち開催いたしました。
 2時間という限られた時間の中でしたが、皆さま熱いディスカッションが繰り広げられたと思います。
 そんなディスカッションの一部の内容や感想をご紹介したいと思います。
 単刀直入に「PTAは学校にとって必要ですか?」と質問しました。
 回答には、多くの校長先生方から「PTAがないと成り立たない部分があるし、大変感謝しています。」との事でした。
 PTAは学校にとって、保護者との相談窓口であり、また行事等へのご協力があることで、教職員が生徒たちと充分に接する事が可能となり、より良い学校活動が出来ていると思うとの事でした。また資金面でも大変感謝していますとの事でした。
 資金面については、本来は教育委員会しかり文科省がもっと現場を把握して改善していける事ではないかとお互いの立場で同意見でした。
 多くのご意見の中で、人材不足に悩まされているとの悲鳴に近いお話もありました。それでもさいたま市は政令指定都市なのでまだ他の所に比べたら良い方ではあるが産休代わりの教師が見つからないという事や、体調不良による休職代わりも見つかりづらい現状は改善されるべき環境だなと改善策がないか話したりしました。
 また単純に人数が足りないというだけでなく、若手の育成にも苦慮しているとの事でした。この件は教育委員会の懇親会の時に教育委員会もお話されていたのを思い出しました。
 昨今の働き方改革もあり、なかなか全てに対応できていない分をPTAや地域の方々にご助力頂けている事はありがたい事でこれからはPTAと同じく、学校運営協議会を拡大してもっと地域の方々のお力もお借りして、学校、生徒のサポートの形が出来ればと、他県の例をあげてお話頂けたりしました。しかし働き盛りの年齢層は忙しく、地域の高齢化による人材不足があったりとなかなか上手くはいかないのが現状ではあるようです。
 本業の学習面についても、自分では出来ない子を救い上げていくことで、その子自身ひいては学校全体の学力のボトムアップに繋がっていくのではないかというご意見。
 インクルーシブと言われる世の中ではあるが、まだまだ海外のように学校の体制も整っていないのが現状で、特級、普通級の区別は致し方ない。
 学区についての見直しについても学校もPTAともに望ましいのではないかという意見で一致。しかし学区については自治会も大きく関わっているので、年数をかけての改革事業ともなるので、その間に関わる人材も変わっていくのでこれまでの経緯などがスムーズに移行、伝達出来るように教育委員会にも尽力をしてもらえたらありがたい。
 他にも様々なディスカッションを各グループで行われ、始めは1時間以上の時間をもてあそんでしまわないか心配でしたが、あっという間でした。
 立場の違う者同士で沢山のディスカッションが出来た事は大変有意義な時間であったと思います。
 感想としては、校長先生から他校の会長さんたちと話をすることで、自校を振り返る良い機会にもなり、発見もありました。また会長さん方が最新の学校情報をご存知である上に、ご理解頂けている事に心強いと感じました。といった感想を頂きました。
 会長陣の感想としては、主として活動の効率化に取り組んできたので、他校の校長先生、会長さんとの意見交換によって、PTAとして生徒や保護者のために出来ることがまだまだ沢山あることを改めて気付かされました。

 今回ディスカッションに夢中で、広報担当として写真を撮り忘れてしまいました。文章のみの活動報告となりすみませんでした。